「おいでよ○○」SNSで街ネタ発信 「おいでよ国見」さんに聞く

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
国見町石母田地区から撮影した厚樫山。左下は「おいでよ国見」キャラクター(おいでよ国見さん提供)

 「おいでよ○○(地名)」という名称で、地域の情報を発信するツイッターのアカウントがある。福島や宮城など都道府県単位のものから、市区町村や一部の地域名を冠したものまで、全国各地の「おいでよ」がツイッター上にあふれている。いずれも非公式だが、観光やグルメ情報、楽しいご当地ネタなど、地域密着型のつぶやきで親しまれている。その中の一つ、国見町の話題を発信している「おいでよ国見」の"中の人"に話を聞いた。

 ◆国見在住 ネコが投稿

 「おいでよ国見」(以下、おい国)さんは「大好きな国見の桃を食べ過ぎて身体が桃色に、頭が桃の形になってしまった国見町在住のネコ」のキャラクターだ。2016年に会員制交流サイト(SNS)のツイッターを始め、町のことを投稿するにつれ、町に対してますます興味が出てきたという。「町内のさまざまな場所やイベントに出掛けるようになった。自分で"おいでよ"と呼び掛けながら、自分自身がどんどんはまっていった」

 また、おい国さんは自身が撮影した町内の風景も数多くツイートしている。「有名な場所だけでなく、何げない景色やあまり知られていない場所も撮影する。この活動をしていなかったら、ここまで町のあちこちを撮影することはなかったと思う」

 ◆町の風景 残したい

 町をつぶさに撮影するもう一つの理由は、目まぐるしく変化する町の、今の風景を残しておくためだという。例えばJR東北線の藤田駅は10日に新しくなり、以前の駅舎はもう見ることができない。ほかにもサービスエリアの改修や、町を貫く国道4号の拡幅工事も進んでいる。「撮影しておかないと以前の街並みや建物が思い出せなくなる。新しい施設や店ができた場所に、以前は何があったのか。そんなことが分かるように写真に残しておきたい」

 一番うれしいのは、自分のツイートがきっかけで国見に来たと言われたときだという。「遠方の人からも『近くで福島のイベントがあり、国見の桃を買ったよ』などと教えられるとうれしい」

 これからの活動を聞くと「『おいでよ国見』というキャラクターを通して、一人でも多くの人が町に興味を持ってもらえるよう活動したい。今後もツイッター上で仲良く会話をしながら、町の紹介を続けていけたら」。

 町への「無償の愛」にあふれるおい国さんの話を聞いていると、自分が住む町のことをもっと知りたい、好きになりたいと思えてくる。

 [ワンポイント]福島県内には国見のほか、福島、郡山、いわき、会津、喜多方などの「おいでよ」アカウントがある。ツイッターで地名に「おいでよ」を付けて検索すると、気になる町の「おいでよ」が見つかるかもしれない。