ふたば未来高・バド部「猪苗代で強くなった」 猪苗代校舎閉校

  このエントリーをはてなブックマークに追加 

 「猪苗代の思い出と、受け継いできた富岡魂を胸に、広野で頑張りたい」。猪苗代高を活動拠点としてきたふたば未来学園高バドミントン部は新年度、広野町の本校に合流する。ふたば未来高猪苗代校舎の閉校式、猪苗代高生徒への「感謝を伝える会」が15日、猪苗代高で開かれ、生徒たちが共に過ごした思い出を振り返り、別れを惜しんだ。

 猪苗代高は、2011(平成23)年5月以降、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故のため避難してきた富岡高バドミントン部をサテライト校として受け入れ、部を受け継いだふたば未来高の猪苗代校舎としても学びやの提供を続けてきた。

 閉校式では、元富岡高校長の山崎雅弘さんが震災で双葉地区教育構想が頓挫しかけ、諦めず受け入れ先を探して猪苗代町にたどり着いた当時を振り返り「猪苗代高内にできた教室には、世界を目指す夢を感じた。そしてそこからの活躍は、まさに双葉郡の希望になった」と語った。

 バドミントン部員たちは競技に打ち込む生活を送りながらも、体育祭や文化祭など猪苗代高の行事に参加し、高校生らしい思い出をつくった。男子の後藤サン主将(2年)は涙を流しながら「支えになった富岡、猪苗代、広野の三つの町に感謝を忘れない。受けた恩を少しでも返せるように頑張って、全国選抜大会やインターハイで男女団体優勝したい」と決意表明した。

 猪苗代高の校庭前には、富岡高とふたば未来高が猪苗代高で学校生活を送ったことを示す銘板が設置された。8年間の軌跡が刻まれた銘板に、生徒たちは「伝説みたいだね」などと語り合っていた。