コシノジュンコさん、福島県素材の衣装 東京でファッションショー

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福島の伝統と革新が融合したファッションブランドを発信した(前列左から)コシノジュンコさんと内堀知事

 福島県を応援している世界的デザイナーのコシノジュンコさんは18日、東京都渋谷区の表参道ヒルズなどを会場に開幕した国内最大級のファッションショー「アマゾン・ファッション・ウィーク東京」に参加した。本県の伝統工芸や特産品を大胆に取り込んだデザインの衣装約30点を初めて出品、県産品の利活用に新たな可能性を切り開いた。

 「風がふく島」をテーマに、「『ふく』には『服』と『吹く』の意味を込め、福島から新しい風を吹かせたい」と、コシノさんは東京では12年ぶりにショーをプロデュースした。

 2019~20年秋冬の東京コレクションの一環として県が主催した。地方自治体が独自ブランドでショーに出展するのは初の試み。

 コシノさんは、県の取り組みに16年度からデザイナーとして参加。新ブランド「FUKUSHIMA PRIDE by JUNKO KOSHINO」(フクシマ・プライド・バイ・ジュンコ・コシノ)を展開しており、今回を3年間の集大成と位置付けた。県内10事業者が、コシノさんがデザインした衣装を手掛けた。

 ステージでは、相馬野馬追や磐梯山など本県を吹き抜ける「風」を感じさせる演出が繰り広げられた。フィナーレでコシノさんと内堀雅雄知事が登場すると会場は拍手に包まれた。

 コシノさんは「先入観にとらわれず、思い切ったデザインにより福島からの新しい風を表現した。先入観をなくすことが復興には大切であり、今後も福島のために貢献していきたい」と強調。内堀知事は「伝統と革新が融合した新ブランドが誕生した。復興に生かし、新しい挑戦を続けたい」と述べた。

 ヤマブドウのつる細工を制作する工房「蔓(つる)とにらめっこ」(福島市)の鈴木俊光さん(67)は、1カ月半がかりで仕上げたビスチェを出品。「籠を作る技法とは全く違い、初めての挑戦だったが、作って良かった」と手応えを語った。

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