広域観光へ連携加速 「こおりやま中枢都市圏」形成、福島県内初

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 行政サービスや人口減少対策などの共通課題に連携して取り組む連携中枢都市圏「こおりやま広域連携中枢都市圏」の形成を目指していた郡山市は、活動の方向性を示す「都市圏ビジョン」を策定し19日、総務省に送付、公表した。これにより近隣14市町村との福島県内初となる連携中枢都市圏が形成された。新年度から公共施設の相互利用や観光施策の推進などの連携事業を具体化させる。

 同都市圏は郡山、須賀川、田村、本宮、大玉、鏡石、天栄、猪苗代、石川、玉川、平田、浅川、古殿、三春、小野の15市町村で構成する。東北地方の都市圏形成は八戸、盛岡の両圏域に続き3例目。

 都市圏ビジョンでは〈1〉経済成長のけん引〈2〉高次の都市機能の集積・強化〈3〉生活関連機能サービスの向上―を柱とする65項目の連携事業をまとめた。

 具体的には、同圏内の産品の海外への販路拡大に向け、現地での試験販売に取り組む。自転車と観光を組み合わせた「サイクルツーリズム」のルートづくりで広域観光を進めるほか、郡山市が交流するドイツ・エッセン市と圏域の連携を加速させて再生可能エネルギーや医療機器関連産業の集積・育成を推進し、新事業・新産業の創出を図る考え。

 圏域の中核的役割を担う郡山市は国から最大2億円程度の普通交付税、関連事業に最大1億2千万円の特別交付税、他自治体には特別交付税として最大1500万円の財政支援が見込まれる。

 また、新たに同都市圏への参加の意思を示している二本松市について、郡山市は新年度、必要な協議や事務手続きを進める方針。