常磐道「ならはスマートIC」開通 24時間・全車種が利用可能

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
ならはスマートインターチェンジの開通をテープカットなどで祝う式典出席者=21日午前、楢葉町

 東日本高速道路(ネクスコ東日本)と楢葉町が、同町大谷地区に整備した自動料金収受システム(ETC)搭載車専用の常磐道ならはスマートインターチェンジ(IC)が21日、開通した。住民や復興関連事業者らの利便性が高まり、復興の加速化が期待される。

 同ICは、既存のならはパーキングエリア(PA)を活用して整備された。広野IC(広野町)の北側約5キロ、常磐富岡IC(富岡町)の南側約11キロに位置する。上下線とも24時間、全ての車種が利用できる。いわき市の第3次医療機関への搬送時間短縮や企業誘致、福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想を後押しする効果も期待される。総事業費は約34億円。

 同日午後3時に開通し、利用を待ち望んでいた地元住民や県外から訪れたドライバーが次々とETCゲートを通過した。通行第1号となった千葉県の男子大学生(22)は「これまでもドライブで常磐道を利用していたが、楢葉町は素通りしていた。今後はスマートICを利用して町内の観光を楽しみたい」と話した。

 開通に先立ち記念式典も行われ、松本幸英町長ら関係者がテープカットやくす玉開きをして開通を祝った。式に参加した大谷行政区の猪狩一(はしめ)区長(64)は「町内の観光地までの移動時間も短くなる。にぎわいが生まれそうだ」と交流人口の拡大を願った。


 常磐道では大熊IC(大熊町)の整備も進んでおり、31日午後3時に開通する。