元気発信へ踊り練習 津波被害の相馬・磯部、30日から神社の遷宮祭

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遷宮祭へ向け踊りの練習をする子どもたち

 東日本大震災の津波で大きな被害を受けた相馬市磯部地区の稲荷寄木金毘羅神社の遷宮祭が30日から3日間、同地区で行われる。遷宮行事に参加する地域の子どもたちが手踊りの練習を重ねるなど、祭りに合わせて元気を発信しようという機運が高まっている。

 同神社自体は高台にあったため津波による大きな被害は少なかったが、周辺は人口が激減し12年に1度の遷宮祭開催が懸念されていた。日本財団から踊りの衣装や道具の補助を受けるなど支援が集まり、開催にこぎ着けた。

 本祭の31日は神社本殿への遷座のほか、午前9時から同神社で地元磯部敬神会の神楽、地域に二つある子ども手踊り会の踊り、やっこ踊りが奉納される。同11時からは渡御行列に出発し、途中の鷲山集会所でも芸能披露が行われる。

 30日は前夜祭が行われ、4月1日は後祭神霊祭で神楽の踊り手らが各戸を回る。

 祭りを前に、鷲山集会所で「磯部子供手踊り会」の子どもたちが祭りで奉納する花笠踊りなどの練習を行った。関係者は「地区を挙げての行事。多くの人に見てほしい」と話している。