古里・山木屋で晴れの日 福島県内公立小学校「卒業式」

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 福島県内公立小学校の卒業式は22日、卒業生のいない学校などを除く432校で行われ、約1万5670人の児童が晴れの日を迎えた。

 このうち東京電力福島第1原発事故の避難指示が2017(平成29)年3月末に解除され、昨春、施設一体型の小中一貫校として川俣町山木屋で授業を再開した山木屋小では、5人が古里で学んだ誇りを胸に新たな一歩を踏み出した。

 同校は新年度は在籍する児童がおらず、休校となる見通し。

 ◆富岡一、富岡二 地元で巣立ち

 「自衛官になり、災害が起きたら被災地で一人でも多くの命を助けたい」。富岡町の富岡一、富岡二両小は2010(平成22)年以来9年ぶりに地元で卒業式を行った。富岡二小の児童(12)は将来の夢を力強く発表した。

 両小は富岡一中の校舎で昨春、7年ぶりに授業を再開した。富岡二小の卒業生は1人だが、富岡一小の3人と共に小学校生活の最後の1年間を過ごした。

 ドッジボールや演劇の練習、教育旅行を通して仲間と絆を強めたことが思い出深いという。「みんなのおかげで楽しい生活を送れた。夢をかなえられるよう全力で頑張る」と力を込めた。