陸上・千葉麻美さん東邦銀行退職  「経験を生かし地元に貢献」

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
「地元に貢献していきたい」と語る千葉さん

 陸上女子400メートル日本記録保持者で、東邦銀行に勤務する千葉麻美さん(33)が31日、同行を退職する。今後の進路は近く発表する。千葉さんは25日、退職あいさつのため福島民友新聞社を訪れ「東邦銀行には感謝の一言。これからは、これまでの経験を生かし、地元に貢献していきたい」と話した。

 矢吹町出身。郡山東高、福島大卒。2007年の世界選手権で、日本人女子で初めて短距離種目での準決勝進出を果たし、08年の静岡国際で51秒75の日本記録を樹立。同年の北京五輪に出場した。15年の世界選手権では1600メートルリレーのメンバーとして日本記録を樹立。10年に結婚、翌年には第1子を出産し、11年4月に創設された東邦銀行陸上部に入部した。16年に現役を引退。現在はこの春小学2年になる長女と1歳の次女の2児の母。旧姓は丹野。

 千葉さんは同行での競技生活を「陸上部をつくってくれたおかげで競技を続けることができ、さらに妊娠中で1年間競技ができなくても受け入れてもらえて感謝しかない。15年の世界陸上のリレーで日本記録を出せて、少しは恩返しできたかなと思っている」と振り返った。また、1年後に迫った東京五輪・パラリンピックについて「自分も出てみて感じたが、オリンピックは特別な場所。そこで走る後輩を見たい。故郷の矢吹町で聖火リレーをするならぜひ、立候補したい」と笑顔を見せた。