埼玉・鳩山高生が福島県『桜』植樹 女優・武田玲奈さんも参加

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武田さん(左から2人目)と一緒に桜を植える高校生=27日、埼玉県鳩山町

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から8年。埼玉県に本県復興への関心を寄せ続ける高校がある。同県鳩山町の鳩山高校。27日には生徒らが、本県の復興と地域活性化への思いを込め、町内に本県で育ったヤマザクラの苗木9本を植樹した。

 植樹は同校生徒が取り組む地域活性化プロジェクト「ハトミライ☆プロジェクト」の一環で、30年後の同町を桜の名所にしようと昨年から行っている。同校では震災後の2013(平成25)年から毎年、いわき市などで震災復興のボランティアを続けているほか、17年には須賀川高の生徒とも交流するなど、本県の復興に思いを寄せてきた。

 植樹した桜はこれまでの本県とのつながりから、綾瀬はるかさん主演で13年に放映されたNHK大河ドラマ「八重の桜」のプロデューサーを務めた内藤慎介さん(NHKエンタープライズエグゼクティブ・プロデューサー)を中心に、本県育ちの桜を植樹する活動に取り組む「ふくしまサクラモリプロジェクト」に生徒自ら連絡を取り、苗木の提供を受けた。

 植樹イベントには同校の生徒19人と地域住民、NPO法人里山環境プロジェクト・はとやまのメンバーら約15人が参加した。サクラモリプロジェクトからも内藤さんといわき市出身でモデル・女優の武田玲奈さんが会場に駆け付けた。参加者は桜が大きく育つようにとの思いを込めながら苗木を植樹した。

 同校生徒会長の池田裕太さん(2年)は「植樹をきっかけに福島ともっとつながれたらうれしい。町のシンボルとして大きく丈夫に育ち、きれいな花を咲かせてほしい」と期待を込めた。高校生とともに植樹を行った武田さんは「福島の出身者として、福島と鳩山町がつながることができてうれしい」と話した。

 生徒らによる植樹を見守った内藤さんは「植樹を通じて各地に『ふくしま』の言葉が残ることに大きな意味がある。(桜を通じ)福島と各地の子どもたちの交流が深まってほしい」と思いを語った。