福島県「避難ルートマップ」作成 第1、第2原発から30キロ圏

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4月にも運用が始まる避難ルートマップのイメージ

 原子力災害時の避難に伴う渋滞解消に向け、県は27日、東京電力福島第1、第2原発から約30キロ圏にある13市町村からの避難ルートマップを作成した。スマートフォンでのアクセスも可能で、渋滞状況や迂回(うかい)路などが提示される。

 同日、県庁で開かれた原子力災害時における避難に伴う渋滞対策検討会で報告した。4月にも「県原子力災害に備える情報サイト」で運用を始める。

 マップでは、居住地を選択すると避難先までの避難ルートを提示。避難ルートごとに待機場所や休憩できる場所、コンビニ、給油所などの情報も掲載される。また、カーナビでは提供されない空間放射線量や道路の通行実績、現状の渋滞状況なども示すことで、住民の避難を支援する。

 県はマップ作成に当たり13市町村からの渋滞シミュレーションを実施。その結果、居住者が多い南相馬、田村、いわき3市で広範囲の渋滞が確認された。マップでは、シミュレーション結果に基づく渋滞予想箇所や迂回路も提示される。県は今後、3市の各箇所ごとに個別の渋滞解消策も検討していくとしている。