共同牛舎が完成、田村で落成式 JA和牛ファーム福島さくら

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テープカットで牛舎の完成を祝う関係者

 JA福島さくらの子会社の「JA和牛ファーム福島さくら」が田村市常葉町に整備を進めていた肉用繁殖牛の共同牛舎が完成し、28日、現地で落成式が行われた。関係者が畜産業振興拠点の完成を祝った。

 同JA管内の田村、三春、小野の3市町では、出荷制限などの影響で繁殖母牛の頭数が減少。2010(平成22)年度は3809頭だったが、16年度は2849頭に落ち込んだ。畜産家の労力を軽減して飼育頭数増につなげようと、多くの頭数を飼育できる共同牛舎の建設が進められた。

 建物は牛舎や飼料庫、管理棟など計7棟で、延べ床面積は計約3884平方メートル。和牛繁殖牛舎で繁殖母牛100頭を飼育することができ、預託牛舎では畜産家から預かる母牛や子牛を育てる。同JA管内の遊休農地を活用して自給肥料を生産。新規就農研修生を受け入れるなど、畜産経営モデルの普及を目指す。

 管野啓二社長が「震災で田村地区の畜産業は打撃を受けた。畜産振興に向けたモデル牛舎と言われるように努めたい」とあいさつ、関係者がテープカットした。