水力の東山発電所、20年3月廃止へ 東北電力・電源開発計画

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 東北電力は28日、2019(平成31)年度の電源開発計画を発表した。1901(明治34)年に運転を開始した水力の東山発電所(会津若松市、280キロワット)を来年3月に廃止することを計画に盛り込んだ。110年以上にわたって運転を続け、県立博物館によると当時の会津若松市に初めて電灯をともした水力発電所としている。

 東山発電所は16年に分解点検した際、発電機の摩耗や腐食が見つかり、発電を停止。再開するには大規模な改修が必要で、改修しても収益が見込めないことから廃止する。同社が所有する水力発電所は昨年3月末時点で福島県内に66カ所あり、東山発電所が最も古い。

 原田宏哉社長は記者会見で計画の概要を発表。計画には秋田市にある火力の秋田3号(35万キロワット)を今年9月に廃止、秋田2号(35万キロワット)を来年3月に長期計画停止にすることも盛り込んだ。20年度以降、秋田火力発電所での稼働電源は秋田4号のみになる。秋田4号も将来的には廃止する方向で検討を進めるという。