「会津塗」が市無形文化財に初指定 木地作りから加飾まで

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伝統技法を駆使して制作される会津漆器=会津若松市・白木屋漆器店

 会津若松市教委は25日付で、「会津塗」(保持団体=会津塗技術保存会)を市指定無形文化財(工芸技術)に指定した。天然木を材料とする木地作りから、蒔絵(まきえ)などの「加飾」まで、一連の技法を指定し、歴史的価値の高い技術の保存と活用を図る。

 市教委による無形文化財の指定は初めて。今回の指定で、市指定文化財は国、県の指定を受けたり、解除されるなどしたものを除き、117件となる。

 市教委によると、会津塗は1590(天正18)年、蒲生氏郷が会津に入る際に、職人を招いて始められた。伝統技法として受け継がれ、会津を代表する産業として発展してきた。

 同保存会の須藤紀雄会長は「今後も培った技術を生真面目に受け継いでいくことで、愛される会津漆器を作っていきたい」、会津漆器協同組合の高瀬淳理事長は「会津漆器が再認識されるきっかけになる。技術全体が指定された意義は大きい。組合員全員で喜ぶことができる」と話した。