作業支援ロボ開発へ 福島市と東京理科大発ベンチャーが協定

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イノフィスが開発するマッスルスーツを装着した古川社長(右)と木幡市長。デモンストレーションでは、20キロの荷物を軽々と持ち上げた

 東京理科大発のベンチャー企業で、装着型作業支援ロボット「マッスルスーツ」を開発・製造している「イノフィス」(東京)は来月、福島県福島市中心部に新型マッスルスーツの研究開発拠点を開所する。古川尚史社長と木幡浩市長が29日、立地基本協定を締結し協力体制を確認した。

 拠点はJR福島駅西口にほど近いビル1階に置き、将来的には5人の新規雇用を見込む。製品は南相馬市で生産しており、新拠点では実証評価業務を行うほか、5月には一般向けにマッスルスーツの体験コーナーを開設する。革新的な技術は海外から高く評価されており、海外への市場拡大も見据える。

 マッスルスーツは空気圧で稼働する「人工筋肉」の働きで人の動作を補助し身体負担を軽減させる。人を抱え上げたり、重い物を持ち上げたりする作業に効果を発揮する。2014年に販売を始め、出荷台数は国内約4千台。介護福祉や製造業、物流業、建設業、農業に導入されている。

 市役所で行われた締結式で木幡市長は「人手不足といった社会的課題を解消する企業が立地することに意義がある。地域産業との連携や好影響に期待している」、古川社長は「現場に近い場所で研究、開発し、生の声を製品に生かす。市民にマッスルスーツを身近に感じてほしい」と語った。マッスルスーツのデモンストレーションも行われた。