「伊藤若冲展」ぬりえコーナーも人気 3作品から好きな絵

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 福島市の県立美術館で開催中の「東日本大震災復興祈念 伊藤若冲(じゃくちゅう)展」。29日も県内外から大勢の人が訪れ、江戸中期の天才絵師伊藤若冲(1716~1800年)の迫力ある作品に見入った。美術館エントランスに設けられたぬりえコーナーも人気で、鑑賞を終えた人たちが次々と挑戦していた。

 ぬりえコーナーでは、「伏見人形七布袋(ほてい)図」(国立歴史民俗博物館蔵)「百犬図(ひゃっけんず)」(個人蔵)「果蔬涅槃図(かそねはんず)」(京都国立博物館蔵)の3作品から好きな絵を一つ選び、自由に色を塗って完成させる。郡山市の会社員女性(39)は果蔬涅槃図を色鮮やかに染め上げた。「真ん中を神々しくしようと努力した。明るい色で楽しげにしたかった」と笑顔で話した。

 県外からも大勢の人が訪れた。横浜市の女性(61)は親族の宮城県柴田町の女性(77)と訪れ、「繊細な絵ですごいと感じた。若冲ファンの父を、無理にでも連れてくれば良かったと思っている」と悔やんでいた。