「福島大・食農学類」4月1日開設 4コース設け農学専門教育

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 福島大食農学類が4月1日開設される。食品科学、農業生産学、生産環境学、農業経営学の4コースを設け、生産から加工、流通、消費まで食を巡るシステム全体を扱う農学専門教育に取り組む。学生が県内各地に出向き、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故以降、本県が直面する課題の解決を目指す「農学実践型教育」も注目が集まる。

 福島大の学類新設は2004(平成16)年の共生システム理工学類以来で、5学類体制となる。本県は東北6県で唯一農学系学部がなかったが、食農学類開設で本県農業を担う人材が県内にとどまり高度な農学を学ぶことが可能になった。

 農学実践型教育は県内9地域で行われる。震災と原発事故で「課題先進県」となった県内各地をフィールドに学生が活動を展開することによる地域活性化、地域課題の解決につながる教員らの研究にも期待が大きく、県や市町村、JAグループ福島など幅広い団体が食農学類への支援や連携を表明している。

 食農学類には一般入試で97人、AO(アドミッション・オフィス)入試で20人、私費外国人留学生入試で2人の計119人が合格、110人が入学手続きを完了している。4日に入学式が行われ、7、8の両日に新入生と教員を対象とした合宿オリエンテーションを実施。授業は9日から始まる。