探究心膨らませる...バルーンアーティスト・長岡さん全国準優勝

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「バルーンの技術をもっと磨きたい」と話す長岡さん

 いわき市のバルーンアーティスト長岡静香さん(37)は、2月に東京都で開かれた全国大会「クオラテックス・バルーンアート・コンベンション2019」のバルーンファッションの部で準優勝した。長岡さんは「順位にこだわらず、作りたいものを作ったのが結果につながった」と好成績に満足している。

 長岡さんは同市でアトリエ「バルーンアート・ノッド」を経営。結婚式やパーティーなどの飾り付けを行う傍ら、国内外のバルーンアートコンテストに出場し、上位入賞している。

 同部門には、過去に国際大会などで優秀な成績を収めた約10人が出場。長岡さんは好きな音楽バンドの衣装をイメージしたドレスを制作した。ドレス本体や帽子を飾るバラ、衣装のひもなどを、風船を使って緻密に表現した。

 誰もまねできないと自負する、風船を膨らませない表現方法が真骨頂。作品の特徴である、花びらの質感を忠実に再現したバラは、構想から数カ月かけて編み出したもので「世界で自分しか作れない」と話す。

 進路に悩んでいた磐崎中3年の時、テレビドラマでバルーンパフォーマーを見て興味を持ったのが原点。英語で書かれたバルーンアートの本を購入し、写真だけを頼りに犬を作り続けたが、大きさや形が毎回変わった。「難しい、けど楽しい」。独学で制作を繰り返した日々が、独創性の高い作風につながっている。

 準優勝を果たし、理想の作品づくりに向けてさらに気持ちが高まったという長岡さん。「バルーンの勉強は終わることがない。好きなものを作るため、もっと技術を磨きたい」と探究心を膨らませ続ける。