震災乗り越え「遷宮祭」 相馬・磯部地区の稲荷寄木金毘羅神社

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遷宮祭で奉納された神楽

 東日本大震災の津波で大きな被害を受けた相馬市磯部地区の稲荷寄木金毘羅神社の12年に1度の遷宮祭本祭りが31日、同神社で行われた。

 人口減少により祭りの実施が危ぶまれたが、地域の協力で実現。境内で神楽や子どもの手踊りが披露され、地域住民が復興の象徴となる祭りの開催を喜んだ。

 磯部地区は津波の影響で多くの人が犠牲となった。祭りで使用する衣装や道具などもほとんどが消失したが、日本財団などの補助を受け開催にこぎ着けた。

 境内では地元磯部敬神会の神楽のほか、子どもたちが練習を重ねた手踊りを披露。渡御行列で地区内を巡った後、神社本殿への遷座をした。実行委員長の佐藤安男さん(72)は「実現に不安はあったが無事開催できた。これからも伝統を守っていきたい」と話した。

 1日は後祭りを行い、踊り手が地区内各戸を巡る。