期待膨らむ常磐道「大熊IC」 真新しいランプウエーに力込め

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 大熊町野上地区に整備され、31日に開通した常磐道大熊インターチェンジ(IC)。開通に先立ち、現地で行われた記念式典では、関係者がテープカットやくす玉開きを行い、復興への期待を膨らませた。

 渡辺利綱町長は式典で「大熊の地にできた真新しい(ICの)ランプウエーを見ると、町の復興が確かなものになるという期待があふれた。古里に町民の笑い声が響き渡るまで、確実に復興の歩みを進めていく」と力を込めた。

 ネクスコ東日本によると、2030年度の1日当たりの交通量は約1750台を見込む。帰還困難区域に設置されたICは浪江町の浪江ICに続き2カ所目で、事業の予算額は約37億円。双葉町に整備中の双葉IC(仮称)は19年度に開通する。

 午後3時の開通に合わせて大熊ICの営業開始セレモニーも行われ、利用を待ち望んでいた地元住民や県外から訪れたドライバー先着5人に通行認定書と記念品が贈られた。通行第3号としてゲートをくぐった大熊町商工会事務局長の白石清二さん(62)=いわき市=は「開通で事業者の再開意欲も高まるだろう。大熊の復興が本格化するのを楽しみにしている」と話した。

 同ICの開通に伴い、同IC周辺の帰還困難区域内で通行が制限されていた県道いわき浪江線(山麓線)―国道6号間の町道や県道は自由に通行できる。