会津大研究拠点整備へ 月探査の高精度データ作製、文科省が採択

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 文部科学省は1日、会津大を「月惑星探査アーカイブサイエンス拠点」として採択した。認定期間は6年間で、前半の3年間に予算が付く。会津大は今後、過去に宇宙航空研究開発機構(JAXA)や米航空宇宙局(NASA)などの宇宙機関が打ち上げてきた探査機のデータを活用し、精度の高いデータを作製、宇宙研究に役立てる。

 月惑星探査アーカイブサイエンス拠点の最大の目的は「月惑星や小天体の起源や進化の解明」。同大の先端情報科学研究センター・宇宙情報科学クラスターの出村裕英教授を筆頭に、研究内容を精査しながら他大学や県内企業との共同研究などを行う。

 研究では、月周回衛星「かぐや」や米国が打ち上げた月探査機「ルナ・リコネサンス・オービター(LRO)」などの探査機が過去に集めた月表面の画像などを、同大が強みとするソフトウエアを用いて解析し、データに付加価値を付ける研究開発を行う。研究拠点では月など小天体の謎の解明のほか、視野に入れているのは、月を回る宇宙ステーション「ゲートウエー」など各国がしのぎを削る宇宙開発へのデータの応用だ。

 JAXAは本年度中にも、無人探査機「SLIM」を月に送り込むミッションを行う予定で、出村教授は「共同研究によって得られた精度の高いデータが月惑星探査において貢献できる」とし、「研究拠点に採択されたのは名誉なこと。はやぶさ2をはじめ、会津大の宇宙分野に関する研究が高く評価された」と話した。

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