私服が制服だ!高校生なんちゃって制服 SNSで着こなし発信

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安積高で「なんちゃって制服」の試着会を開いた川松さん(前列左)、佐藤さん(前列右)ら委員会メンバー

 制服が義務付けられていなくても、制服みたいな服装で通学したい―。制服が定められていない高校の生徒特有の悩みを解消しようと、県内外の女子生徒でつくる「なんちゃって制服委員会」が、会員制交流サイト(SNS)やフリーペーパーで自分らしい着こなしのこつを発信している。

 なんちゃって制服は、制服のようなデザインの私服。委員会メンバーが画像共有アプリ「インスタグラム」に投稿しているコーディネートは、定番のブレザーとスカートに限らず、トレーナーや変わった形のセーター、カラフルな靴下などさまざまだ。制服と言えども流行に合わせた十人十色の個性がにじみ出ている。

 委員会には、指定の制服がない安積高や福島高、橘高などの生徒を中心に12人が所属。発起人の佐藤優樹さん(安積3年)と川松瑞季さん(同)は入学直後、なんちゃって制服を選ぶ時に「どこで服を買って、何を着ればいいのか分からなかった」と振り返る。県内には制服風の洋服を販売している店が少なく、生徒同士が似たような服装になることも多いという。

 先輩の服装を参考にしたり、インターネットで情報を集めたりするうちに、着こなしのポイントが分かってきた。「制服に見えて、かつ、個性を表現できるコーディネートを発信し、入学時に感じた不安や疑問に寄り添いたい」。そんな思いで、昨年7月にインスタグラムの投稿を始めた。

 おすすめの店や色の合わせ方などを紹介するフリーペーパーも作製、合格発表や体験入学の際に配布した。高校生や受験を控える中学生を対象にした試着会も開いた。

 目標は「なんちゃって制服のフリーマーケットを開くこと」。制服風の洋服はスカート1枚で1万円以上と高額だが、卒業後に着る機会はなかなか少ない。二人は「卒業生から在校生に服を受け継いでいくような仕組みをつくりたい」と思いを語る。

 「なんちゃって制服がとにかく大好き」と声をそろえる佐藤さんと川松さん。「まずはどんな着こなしがあるのかを知ることが大切。自分らしさが出せる着こなし方をもっと発信していきたい」と意気込む。