化石は新種のシーラカンスだった! アクアマリンふくしま展示

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新種と判明したシーラカンスの化石(アクアマリンふくしま提供)

 いわき市のアクアマリンふくしまは4日、同館に展示しているシーラカンスの化石が新種であると発表した。同館と北九州市立自然史・歴史博物館などの研究者らが3月31日、同博物館の研究報告で論文を発表した。

 アクアマリンふくしまでシーラカンスを研究する岩田雅光統括学芸員によると、6500万年~2億5000万年前の中生代の海にさまざまな種のシーラカンスが生息していたことについて確実性が高まるという。

 岩田さんらによると、シーラカンスは約130種類確認されており、その中で5種が判明している「ワイテイア属」に新たに1種が加わった。新種は体の脇にある一部のうろこの表面に筋があるのが特徴という。新種の化石はアクアマリンふくしまが購入し、2014(平成26)年に研究を開始した。化石は約2億5000年前の三畳紀前期のテチス海(現在のインド―太平洋付近)に広く分布していたと考えられているワイテイア属で、マダガスカル産。大きさは約30センチ。

 論文は、アクアマリンふくしまの岩田さんと安部義孝館長、北九州市立自然史・歴史博物館の藪本美孝名誉館員らが執筆。シーラカンス研究の第一人者上野輝弥博士にちなんで「ワイテイア ウエノテルヤイ」と名付けられた。岩田さんは「まだ分かっていないシーラカンスの分布の解明に近づくかもしれない」と期待を口にした。