「奇跡の生還」タイの少年ら桜に感動 Jヴィレッジではサッカー

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地元チームと交流するタイのサッカーチームの少年ら=6日、Jヴィレッジ

 福島県富岡町夜の森地区の桜並木を楽しむ観光客の中には、タイ北部の洞窟に閉じ込められ、昨年7月に「奇跡の生還」を果たしたサッカーチームの少年らの姿もあった。桜をカメラで撮影するなど、富岡町のシンボルを堪能。桜を初めて見たという少年(13)は「日本の有名な花を見ることができて、美しさに感動した」と声を弾ませた。

 少年らは6日、同地区のほかJヴィレッジ(楢葉、広野町)を訪問。地元中学生のサッカーチームとの試合に臨み、交流を深めた。少年は「洞窟に閉じ込められた時、必ず助けに来てくれると信じていた。諦めない気持ちを大切にしてほしい」と、復興へ歩む県民にエールを送った。

 来県は、救出活動の際に蓄光タイルを提供し、川内村に生産工場を構えるコドモエナジー(大阪市)の計らいで実現。少年ら11人とコーチ、保護者ら約20人が訪れた。

 少年らは昨年6月23日、サッカーの練習後に洞窟に入ったが、水位が上昇したため外に出られなくなった。同7月2日に捜索中の潜水士らが少年たちを発見。順次救出され、洞窟に閉じ込められてから18日目で13人全員が脱出した。