タイの『奇跡の少年』...田村・あぶくま洞に 鍾乳洞が縁で交流

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あぶくま洞を見学するタイのサッカー少年ら=7日午後、田村市

 洞窟に閉じ込められたが昨年7月に「奇跡の生還」を果たし、交流事業の一環で来日しているタイのサッカーチームの少年らは7日、田村市のあぶくま洞などを見学し、県民と交流した。

 本田仁一市長は昨年8月、少年たちが遭難した洞窟があるタイのポンパー村を訪問。あぶくま洞など鍾乳洞の管理運営技術を同村に提供する覚書を交わした。同市は鍾乳洞の安全利活用法を共同で検討することで、友好関係を築きたい考え。

 救出活動の際に蓄光タイル「ルナウェア」を提供したコドモエナジー(大阪市)の岩本泰典社長が田村市の経営戦略アドバイザーを務めている縁があり、少年たちの来市が実現した。

 同日、タイのサッカー少年たちはあぶくま洞に到着すると、タイ国旗の小旗を振る市民の歓迎を受けた。この後、観光用に整備された洞内を見学した。

 少年たちは「生還に協力してくれた日本人に感謝したい」「多くの人に歓迎してもらい、とてもうれしい」と話した。本田市長は「鍾乳洞のつながりで(タイとの)縁ができた。今後さらに交流が深まれば」と期待した。

 タイの訪問団は8日、同市役所を表敬訪問し、帰国する予定。