「龍」絵でおもてなし 花見山の茶屋店主、1枚ずつ手描き

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希望者に一筆書きの「昇り龍」を描く八巻さん(右)

 「訪れた人に希望やパワーを与えたい」。福島市の花見山で茶屋「花見亭」を営む店主の八巻勝男さん(75)は、来場者の願いを込めた手描きの「龍」をプレゼントしている。希望者ごとに1枚ずつ違う絵を贈っており好評だ。

 うどんやおにぎりなどを提供する茶屋の一角で八巻さんは描いている。花見山観光の思い出にと、観光客に趣味で描いた十二支の絵手紙を贈り始めたのがきっかけ。1枚ずつ筆を使って描く八巻さんの絵手紙は次第に評判となり、全国各地にファンが増え、描く紙のサイズも大きくなっていったという。

 東日本大震災後は「絵の力で元気になってもらいたい」と願い、縁起が良いとされる「昇り龍」を描いている。「何か願いはありますか」と、希望者との会話の中で描く一筆書きの龍の色やデザイン、言葉を決める。今年は元号が発表されたことで「令和」が人気という。八巻さんは図柄の龍にちなみ「"自己龍"ですが、花見山や絵を見て少しでも幸せになっていただけたらうれしい」と話した。

 茶屋の営業時間は日の出から日の入りまで。八巻さんが出勤していれば希望者に絵をプレゼントする。