幸楽苑が価格改定...ラーメン3種440円 消費増税後も据え置き

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約20センチの大きさのチャーシュー3枚がのった「中華そばプレミアム」

 幸楽苑ホールディングス(HD、郡山市)は9日、全国のラーメン店「幸楽苑」約500店舗全てで商品の価格を改定する。看板商品の「極上中華そば」と「味噌(みそ)らーめん」「塩らーめん」を税込み440円に統一する。

 10月に予定される消費税増税を見据えて新価格を先に打ち出し、10月以降も価格を据え置く予定だ。利用客に手ごろ感を浸透させることで、他社との価格競争で優位に立ちたい考えだ。

 新井田昇社長が8日、東京・六本木の幸楽苑六本木店で開いた記者発表会で明らかにした。昨年4月に刷新して以来、業績回復の先導役を担ってきた「極上中華そば」を税込み421円から値上げする一方、「味噌らーめん」「塩らーめん」は同453円から値下げする。

 新井田社長は価格改定について「商品ごとに価格の上がり下がりが発生するが、客単価への影響はほぼ出ないと想定している」と説明した。今後の価格戦略を巡り「商品単品の価格よりも(来店グループごとの)組単価を意識した戦略を取る。強みの『お得感』をアピールしていく」とした。

 新価格はメニューの表記を税込みでそろえ、端数を1円や5円にせず、10円単位に見直すことで、利用客に分かりやすい価格表示にした上で、会計時の業務の効率化も図る。

 併せて全店舗で6月までに、ニンニクと一味唐辛子を無料で使える調味料として追加し、来店者が好きな味付けを楽しめるようにする。

 「餃子定食」9日発売 ベジタブル餃子も新登場

 幸楽苑HDは9日、新メニューの「餃子(ギョーザ)定食」を発売する。餃子6個とライス250グラム、スープ付きのシングル定食は税込み500円。同社は「ビジネスマンなどの需要を取り込みたい」としている。

 餃子が倍の12個の「ダブル定食」は同600円、スープを半ラーメンにした「ダブル半らー定食」は同700円。餃子は昨年4月に投入した「極」に加え、新たに「ベジタブル餃子」を商品化。価格はともに税込み240円。「ベジタブル餃子」は肉やニラ、ニンニクを使わず、においを気にせず食べられるのが特徴。代わりに、大豆などによる植物性タンパク質やニンジン、シイタケ、オオバを食材に使い、ホウレンソウを練り込んだ皮で包んだ。

 幸楽苑HDは、価格帯が高いプレミアム商品を取り入れ、第1弾として「中華そばプレミアム」を投入する。税込み740円。約20センチの大きさのチャーシュー3枚(約90グラム分)がのる。製法を改良してバラ肉を低温で熟成調理することで、食感を良くした。