全町避難続く大熊...10日・午前0時「避難解除」 帰還困難以外

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 政府は、東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く大熊町の帰還困難区域以外の避難指示を10日午前0時に解除する。第1原発が立地する大熊、双葉両町での避難指示解除は初めて。

 対象は、居住制限区域の大川原地区と、避難指示解除準備区域の中屋敷地区で、町面積の約38%を占める。3月末時点で全町民1万341人の約3.5%となる367人(138世帯)が住民登録をしている。

 避難指示が解除されれば、自宅での宿泊など生活上の制約はなくなるが、帰町者の生活インフラの整備や、暮らしの安全確保が課題となっている。

 「臨時駐在所」開設へ

 県警は8日までに、大熊町の大川原地区に臨時駐在所を開設する方針を固めた。町職員が常駐する町大川原連絡事務所の庁舎を活用する見通し。

 連絡事務所から町役場新庁舎への移転作業を終えた後、本格的な開設準備に入る。住民の本格的な帰還が始まる前に臨時駐在所を開設し、住民の安全と安心の確保につなげる考え。