福島県重要文化財「簗田家文書」を活字化 古文書愛好会が発行

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発行した本を手にする星会長

 県立博物館友の会古文書愛好会(星弘明会長)は11日までに、県重要文化財に指定されている古文書「簗田家文書」のうち「公用簿籍」を活字化して「簗田家文書第二集 公用簿籍―会津開城後の民政史料」として発行した。

 簗田家文書は、商人のまとめ役「商人司(つかさ)」として代々の会津藩主に仕えた簗田家に伝わる史料。約3千件が同家に残されている。

 古文書愛好会は、同館学芸員の指導で、簗田家文書を研究する市民団体で、同文書に書かれたくずし字を活字に直す「翻刻(ほんこく)」という作業を続けている。

 公用簿籍は、新政府と下部機関の民政局が発した命令文書をはじめ住民からの届け出など、鶴ケ城開城から若松県になるまでの10カ月に簗田家が受け付けた文書がまとめられている。愛好会は2013(平成25)年から活字に直していた。

 愛好会による翻刻書は、簗田家の商人司としての記録をまとめた「簗田家文書 会津の商人司、簗田家の軌跡」(09年)以来の発行。

 第二集は全95ページで、800円(税込み)。同博物館で販売している。

 問い合わせは同博物館(電話0242・28・6000)へ。