「井戸沢断層」にイチョウ植樹 いわき・田人、地震の教訓後世に

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
植樹したイチョウに支柱を取り付ける蛭田会長(中央)ら=いわき市田人町黒田

 東日本大震災から1カ月後の2011(平成23)年4月11日にいわき市などを襲った震度6弱の余震から、11日で丸8年を迎えた。

 余震による土砂崩れで4人が亡くなった同市田人町では、地域住民が余震で現れた「井戸沢断層」の位置を示すため、同市田人町黒田字塩ノ平地区の民有地にイチョウを植樹した。

 植樹は地震の教訓を後世に伝える井戸沢断層の保存活動として13年に始まり、今回で7回目。断層は同市田人町石住字綱木―旅人字唐沢間の地表約14キロにわたり現れた。

 植樹には、田人地域振興協議会の会員や地域住民ら約20人が参加。余震が発生した午後5時16分に参加者が黙とうをささげ、犠牲者の冥福を祈った。

 同協議会の蛭田一会長は「犠牲者の安らかな眠りと、断層を後世に伝えるために心を込めて植樹した。これからも災害を乗り越えるための教訓を残していきたい」と話した。