「核燃料」15日に搬出開始 第1原発3号機、20年度中に完了へ

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 東京電力は15日午前、福島第1原発3号機の使用済み核燃料プールからの燃料搬出作業を開始する。今月中に未使用燃料7体を構内の共用プールに移送する。同社が12日、明らかにした。第1原発のプールで燃料搬出が始まるのは、2014年12月に完了した4号機に続いて2基目。

 3号機プールには使用済み燃料と未使用燃料計566体を保管。使用済み燃料は熱と放射線を長期間、出し続けており、冷却や放射線を遮るためプールに保管されているが、廃炉作業のリスクとなっている。

 今回はまず比較的リスクの低い未使用燃料を搬出する。その後、共用プールのクレーンの定期点検に合わせて中断し、6月下旬ごろに再開。20年度中の完了を目指す。

 3号機からの燃料搬出を巡っては、燃料取扱機と輸送容器をつるすクレーンでトラブルが頻発。ケーブルなどに多数の不具合が見つかり、廃炉工程表「中長期ロードマップ」で掲げる「18年度中頃」の搬出開始が大幅に遅れていた。