川淵三郎氏「夢があるから強くなる」 医療創生大で持論を展開

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Jリーグ創設当時のエピソードや思いなどを語る川淵氏=いわき市・医療創生大

 Jリーグ初代チェアマンで日本サッカー協会(JFA)相談役の川淵三郎氏が13日、いわき市の医療創生大で講演し、Jリーグ創設当時のエピソードや思いなどを語った。

 川淵氏は早大サッカー部、古河電工サッカー部でプレーし、1964(昭和39)年の東京五輪に出場。日本代表監督などを経てチェアマンに就任。サッカーの普及に尽力している。

 講演は「夢があるから強くなる」とのテーマで行われた。川淵氏はJリーグ設立前の状況を「優秀な選手も少なく、大人数を収容できるスタジアムもなかった。リーグをつくると言っても周りには相手にされなかった」と振り返った。その後、Jリーグの参入条件として、サッカー部を法人化する、1万5000人以上収容でき、ナイター施設がある競技場などを提示したことを紹介。ナイター施設を条件とした理由について、「ナイターのカクテル光線が芝生に注がれると、選手たちのスピード感が増し、観客も楽しめる」と明かした。

 また、新しい取り組みに挑戦する際には「いい前例をつくることが大切。そこから次のステップが始まる」などと持論を展開。Jリーグについて「豊かなスポーツ文化の振興と国民の心身の健全な発達への寄与という理念こそがJリーグの命。クラブをつくり、施設を増やし、地域住民が集い合う場を全国につくるのが、理念の最たるものだ」と思いを語った。