南会津町文化財に2件 「親鸞聖人繪伝」や「武田信玄書状」など

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山内家文書(武田信玄書状)

 南会津町文化財保護審議会(小林宗一会長)は15日までに、「親鸞聖人繪伝(しんらんしょうにんえでん)及び関係文書」と「山内家文書」の2件を新たに町指定文化財とした。町指定文化財は計100件となった。

◇親鸞聖人繪伝及び関係文書

 親鸞聖人の誕生から得度、修行、悟り、衆生(しゅじょう)教化(きょうけ)、往生までの一代記が描かれており、近世、南会津地域の信仰と文化を知る上で重要な美術資料。

 さらに絵伝制作をはじめ、厨子(ずし)建立、お披露目である「御紐解(おひもとき)」などの資金を集める奉加帳(ほうがちょう)など11件の関連資料の存在が価値を高めている。絵伝を取り巻く地域の動向を知ることができる貴重な資料群とされた。

◇山内家文書

 山内家は山内信濃守の子孫と考えられ、本拠地は現在の大沼郡昭和村野尻の牛首城を本城としていた。

 資料は山内家に伝世した文書14点と文書入1点。中世から近世までのさまざまな文書が見つかっており、戦国大名の蘆名氏と山内氏の関係性や蘆名氏による伊北郷(いほうごう)支配の構図を知ることのできる蘆名盛高判物(はんもつ)、松本兵庫助政輔判物、武田信玄書状などが貴重な文化財として認められた。