楢葉に農業用倉庫など完成 今秋稼働、農家の負担軽減へ

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営農再生を支援するカントリーエレベーターと農業用倉庫

 福島県楢葉町が同町上小塙の国道6号沿いに整備を進めてきた大規模農業施設「カントリーエレベーター」と農業用倉庫が16日、完成した。今秋に稼働を開始し、収穫した本年産米の管理面などで農家の負担を軽減して農業再生を後押しする役割を担う。

 カントリーエレベーターは収穫したもみの乾燥や選別、貯蔵などを行う。農業用倉庫は年間を通じて一定の温度で主に玄米を保管し、在庫管理をコンピューターで制御する「自動ラック式」と呼ばれる機能を採用。施設と倉庫の南側約800メートルの場所には水稲の育苗施設も整備され、農家の育苗から出荷までを支援する。

 町によると、本年度の町内の作付面積は約170ヘクタール。昨年度の約60ヘクタールから3倍近くまで拡大し、営農再開の動きが広がっている。

 同日は現地で完成式が行われた。松本幸英町長は「営農の再開なくして楢葉の復興はない。(施設の完成により)営農再生が飛躍的に進む」と述べた。