【環状交差点ルポ】必ず左折で進入!慣れよう「譲り合い運転」

  このエントリーをはてなブックマークに追加 

 新地町谷地小屋のラウンドアバウト開通初日、記者が実際に交差点を体験した。

 ラウンドアバウトは徐行しながら必ず左折で進入し、交差点内も左端を徐行する。進入の際には一時停止や方向指示器を出す必要がなく、方向指示器は交差点を出る直前に出すことになる。交差点内はもちろん、前を走る車や歩行者が優先だ。

 相馬署の伊藤太幸交通課長(42)の説明を受け、実際に交差点に向かう。交差点直前には円形の交差点を示す初めて見る道路標識と、左折や「ゆずれ」の路面表示。スピードを落とし、左右を確認した上で交差点に入る。交差点は円形でカーブがきついため速度は出しにくくなっている。見通しがよいため、他の車の位置も把握しやすい。周辺は防災緑地の整備で時折工事車両などが通るが、初日からうまく「譲り合い」ができていた。ただ、大型トラックなどはカーブがきついように見える。

 「低速で確かに事故は起きにくいと思う」。記者とともにランドアバウトを体験した新地町の男性(73)も効果を実感する。ただ「初めての場合は、とまどう可能性もあると思う」と指摘する。

 交差点を右折する場合には左折した上で大きく回り込む必要がある。伊藤課長も「誤って右折で進入する車があると本当に危ない」と話す。今後、周知を図る方針だという。

 信号機がなく周囲が開けた光景は景観の向上にもつながる。利用者の「慣れ」という課題が進めば、まさしく復興の顔になると思う。