「昭和かすみ草」GI申請へ JA会津よつば、ブランド力強化

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 昭和、柳津、三島3町村のカスミソウ生産者らでつくるJA会津よつばかすみ草部会は今月中に、地域の農林水産物や食品のブランドを守る農林水産省の地理的表示(GI)保護制度の登録を申請する方針を固めた。登録を目指すのは、3町村で生産される「昭和かすみ草」。他産地との差別化を図り、夏秋期日本一の出荷量を誇るカスミソウの一層のブランド力強化を目指す。

 登録されれば、カスミソウに標章の「GIマーク」を付けることができる。行政が不正使用を取り締まるため、市場に流通する商品の品質担保が図られる。農林水産省によると、3月20日現在、全国の76品目が登録され、福島県内では唯一、南会津町の「南郷トマト」が登録されている。

 JA会津よつばかすみ草部会のカスミソウの販売額と生産本数は毎年増加しており、カスミソウの生産者も2016(平成28)年度の60人から、19年度は75人まで増えた。

 昭和村が17年度から取り組む研修制度「かすみの学校」など、新規就農者の確保策が成果を上げており、同部会は、さらなる産地振興に向け登録を目指すことにした。担当者は「国の制度に登録されれば、カスミソウのPR強化につながる」と話している。3町村と県、同部会は17日までに、カスミソウの振興に向けた「昭和かすみ草振興協議会」を新たに設置した。関係機関が連携を深め、生産者への支援を強化する。

 カスミソウの生産量増に伴い、収穫されたカスミソウの全量を集荷する昭和村の予冷施設「雪室」が手狭になっていることから、拡張を検討する。また、同村単独で行っていた関東市場などでのトップセールスを3町村合同で実施する。