「ホープツーリズム」商標登録 福島県旅行で復興発信

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 福島県観光物産交流協会は、震災と原発事故からの復興に取り組む県民の姿を福島県独自の魅力と捉え、旅行素材にして発信する取り組みを「ホープツーリズム」として商標登録した。

 福島県へのツアーを企画する旅行会社などが無料で商標を使えるようにして、旅行商品化と普及に働き掛ける。

 昨年11月9日付で特許庁に認められた。同協会は一定の要件を満たした旅行会社に商標の使用を認め県内外で配布するパンフレットやポスターなどに記載、活用してもらう考え。旅行会社を対象にした説明会やモニターツアーも実施する。

 ホープツーリズムは本県独自の造語で、内堀雅雄知事が積極的に発信してきた。同協会は2016(平成28)年度からホープツーリズムを取り扱い、県内外からの教育旅行や企業研修などで参加者数は年々増加している。

 同協会は商標登録を追い風にホープツーリズムを一層周知し、本県を訪れる旅行者を増やすことで風評の払拭(ふっしょく)につなげていく考え。同協会は「(旅行者に)自分の五感で本県の現状を直接知ってもらい、一層の復興のきっかけにしたい」としている。

 県は、21年4月から半年間、東北6県で展開する大型観光企画「東北デスティネーションキャンペーン(DC)」にもホープツーリズムを取り入れる方針だ。