マンガ大賞に有間しのぶさん「その女、ジルバ」 手塚治虫文化賞

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 漫画文化の発展に寄与した作品や活動に贈られる「第23回手塚治虫文化賞」(朝日新聞社主催)のマンガ大賞が、会津若松市出身で神奈川県在住の漫画家・有間しのぶさんの「その女、ジルバ」(小学館)に決まった。同作は「ビッグコミックオリジナル増刊号」で2011年2月から7年にわたり連載、昨年8月に完結した。

 内容は「彼氏なし、キャリアなし、貯金なし」と切羽詰まった40代独身の主人公の女性が、高齢者ホステスのバーで働き始めたことから始まる人間ドラマ。戦中戦後の混乱を生き抜いた昭和の女性たちと、"負け組"と切り捨てられた平成の女性たちの生き方を描いている。

 作中では、主人公の帰省先として会津若松市などが登場する。さらに東日本大震災や東京電力福島第1原発事故に伴う避難住民の状況や心情にも触れている。

 有間さんは受賞について「まさか、手塚治虫先生の名を冠した賞、それも大賞を頂けるなんて、まだ信じられません。気を引き締めて、これからも自分の中の物語を追求していきたいと思います」と主催者を通じてコメントしている。

 選考委員は漫画家の秋本治さん、俳優の杏さん、小説家の桜庭一樹さんら計10人が務めた。贈呈式は6月6日に東京都の浜離宮朝日ホールで行われる。

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