膨らむアイデア!巨大人形モッコ 南相馬の子どもたちデザイン

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
モッコをイメージしてデザインした児童と箭内さん(2列目左から2人目)ら=23日午前、南相馬市原町区・原町二小

 2020年東京五輪・パラリンピックの文化プログラム「東京2020 NIPPON フェスティバル」の一環で、来年5~7月に本県、宮城、岩手の被災3県を巡る巨大な操り人形「モッコ」の制作に向けたワークショップが23日、南相馬市の原町二小で開かれ、子どもたちがモッコのデザインを考えた。

 「東京2020 NIPPON フェスティバル」の四つの事業のうち、東日本大震災からの「東北復興」をテーマにしたプログラムで、郡山市出身のクリエイティブディレクター箭内道彦さんが監修する。被災3県の子どもたちが考えたアイデアを基に、国内外で活動する絵本作家の荒井良二さんと人形作家の沢則行さんがモッコを制作する。

 高さ10メートルほどのモッコは被災3県を巡り、行く先々で現地の人からメッセージを預かり、東京を目指すイベントを展開する。

 ワークショップには5年生30人が参加した。芥川賞作家でお笑い芸人の又吉直樹さんが作った、モッコの日常を描いた「モッコの物語」の読み聞かせが行われ、児童はモッコのイメージ像を膨らませた。

 児童はモッコの装いをイメージし、縦120センチ、横90センチの段ボールに絵の具やクレヨンを使って描いた絵を張り付けるなどして、色鮮やかなそれぞれのモッコを完成させた。

 箭内さんは「モッコは南相馬の子どもたちからエネルギーをもらった。活動を通じて、モッコが東北にいろんな利益をもたらす存在となってほしい」と述べた。

 参加した男子児童(10)は「モッコはすごく大きくて、道行く人々を笑顔にする力を持った夢の塊。完成が楽しみ」と話した。