『10連休』準備万端?ピーク探る観光関係者 連休中働く県民も

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大型連休中、さまざまな誘客促進事業が行われる鶴ケ城。関係者は10連休に期待を膨らませる

 新天皇即位に伴う10連休が27日から始まる。観光地は期待を膨らませる一方、連休中も働く県民を支える保育所を設置する各自治体は、臨時に開所するなど準備を進めている。例年にない大型連休。関係者は対応を急ぐ。

 県内有数の観光地会津若松市。市や観光に関連する25団体は「2019春の観光誘客促進事業実行委員会」を設立し、好機を逃すまいと対策を練ってきた。28日~5月5日には鶴ケ城で「会津サムライまつり」を初めて開催。甲冑(かっちゅう)着付け、乗馬体験などのイベントを用意して観光客を待ち構える。

 「10連休には大いに期待している。ただ、どの日がピークになるか読めない部分もある。受け入れに向けて万全の態勢を整えたい」。鶴ケ城などを管理する会津若松観光ビューローの池田哲哉専務理事(64)は期待と不安を交錯させる。実行委は渋滞対策として、鶴ケ城から北に約4キロ離れた会津大に臨時駐車場を確保。駐車場から鶴ケ城まで無料のシャトルバスを運行する。

 公立保育所を持つ市町村のうち、福島、郡山、二本松、喜多方、南相馬の各市や新地町、大玉村などは住民からの要望を踏まえ、10連休中に一時預かり保育などを行う。

 このうち新地町では、30日~5月2日までの3日間、一時預かり保育を行う。町内三つの公立保育所から希望者を募り、駒ケ嶺保育所に集約して対応。延べ約30人の申し込みがあり、1日2~3人の保育士で対応するという。

 保育士の休日も課題となる中、「住民サービスの観点から必要と判断した」と町の担当者。子ども2人を町内の保育所に通わせるスポーツジム経営渡部拓也さん(29)は「共働き世帯が増える中、手伝ってくれる親族が周りにいなければ仕事を休むしかない。本当に助かる」と話した。

 県内の金融機関も対応を進める。東邦、福島、大東は一部店舗を除き本支店の窓口営業を休業するが、現金自動預払機(ATM)は利用できる。

 東邦銀行は、10連休も同行のATMを手数料無料で利用できる。振り込みは受け取り側の金融機関や口座の条件によって即時入金にならない場合は5月7日の振り込み予約となる。福島銀行のATMは26日午後4時30分以降、27日終日はメンテナンスのため、他行宛ての即時振り込みが5月7日の予約扱いとなる。28日以降は土日、祝日と同様で、一部の金融機関を除き即時振り込みできる。

 大東銀行もATMは土日、祝日と同様の取り扱いで営業。システムが改元に対応し、書類への印字が切り替わったかなどを行員が確認する。

 宿泊27~2日、予約は7割超

 国内の宿泊施設の予約状況を調査しているatta(アッタ、東京)によると、10連休中の県内の宿泊施設の予約状況は22日現在、67.9%となっている。

 県内でオンライン予約ができる681施設を対象に、施設単位で実施。27、28両日は8割を超え、以降も5月2日までは7割を上回る一方、4~6日は5割を下回っている。連休後半ならまだ、県内でも宿泊旅行を楽しめそうだ。