春訪れ告げる魚...コウナゴ「不漁」 福島県痛手、高水温影響か

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 春の訪れを告げる魚として知られているコウナゴが今季、全国的に不漁となっている。県内の相馬双葉漁協、いわき市漁協でも水揚げがない状態が続いており、県水産海洋研究センターは「高水温などが影響しているのではないか」とみている。

 同センターによると、1~3月の本県沖の水温は例年より高く、15度近い高水温になると県の行った調査でもコウナゴが採取されていない。2月5日に相馬海域で行った新丸稚ネットの引き網調査では、1定点当たり5匹を採取したが、過去5年間の同時期採取数は1定点当たり1424匹だという。採取数にばらつきは出るが、「明らかに減っている」という。魚群探知機で4月に7回調査をしたが、コウナゴと確証できる反応も見つかっていない。

 コウナゴは、相馬双葉漁協で例年3~5月に水揚げされる、小型船による漁の主力魚種。同センターによると、同漁協で昨年は千トン以上の水揚げがあった。同漁協の担当者は「調査しているが、泳いでいる反応がない。水揚げ金額が減り、かなりの痛手だ」と頭を悩ませている。

 同センターは24日、いわき市で開かれた県漁連の組合長会議で本年漁期のコウナゴ漁況について報告した。

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