「地域猫」の存在...阿武急ヘッドマークに 福島大ねこサークル

  このエントリーをはてなブックマークに追加 
地域猫について周知するヘッドマーク付きの列車

 大学キャンパスで暮らす野良猫「大学猫」と学生の共生を目指して活動する学生サークル「福島大ねこサークル」は30日まで、阿武隈急行の先頭車両に、不妊去勢手術を済ませた印に耳の先端を桜の花びらのようにカットした「地域猫」の存在を周知する「ヘッドマーク」を掲げている。

 ヘッドマークは阿武隈急行が昨年、同社の30周年を記念して募集した。同サークルの活動に共感する埼玉県の男性がヘッドマークを掲げる権利を買い取り、サークルに自由に使ってほしいと寄付した。

 ヘッドマークには同大で暮らすメスの猫「お母さん」の写真をあしらい、「さくら耳は不妊手術済みのしるし。地域猫として生きること」とメッセージを記載した。同サークル代表で行政政策学類3年の渡辺裕香さん(20)は「猫の出産シーズンを迎え、大切な命を殺処分という形で失う前に、『地域猫・さくら猫』として共生できる道を知ってほしい」と話している。

 同サークルでは、毎日の餌やりを通じた猫の健康管理や、TNR(T=トラップ、捕獲すること。N=ニューター、不妊手術を施すこと。R=リターン、元の場所に戻すこと)と呼ばれる活動を通じて繁殖を管理し、大学猫の一代限りの命を見守る取り組みを行っている。