「若冲展」さらに3作品 県立美術館、緻密で味わい深い注目作

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 福島市の県立美術館で開催中の「東日本大震災復興祈念 伊藤若冲(じゃくちゅう)展」に26日から、新たに「松梅双鶴図(しょうばいそうかくず)」「花卉双鶏図(かきそうけいず)」「巌壁山居図扇面(がんぺきさんきょずせんめん)」の3点が展示される。いずれも緻密な筆遣いで描く動植物や、拓版で味わい深い風景を表現している注目作だ。

 松梅双鶴図は彩色された2羽の鶴が印象的で、水墨画の雰囲気が色濃い40歳ごろの作品。花卉双鶏図は、若冲の代表作「動植綵絵(どうしょくさいえ)」(動植物を描いた彩色画)の制作に取り掛かる直前の作で、しばらく所在不明だった。巌壁山居図扇面は、中国の風景を描いた拓版画で、単色ではなく紅葉した葉などが表現されている。

 若冲展は福島民友新聞社や県、県教委、県立美術館、福島中央テレビでつくる実行委員会の主催。時間は午前9時30分~午後5時。チケットは一般1500円、学生1100円、高校生以下と障害者手帳を持っている人は無料。