農業用ダム貯水率86.7%、平年値比 福島県内、今夏も渇水不安

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 中通りの農業用ダムの貯水率は22日現在、平年値に対して86.7%であることが25日、ダムを管理する福島県や国土交通省福島河川国道事務所への取材で分かった。昨夏は記録的な水不足となったことから、貯水率が低いダムの関係者は昨年を上回る渇水への不安感が広がっている。

 県によると、中通りのダムは阿武隈川水系が13カ所、阿賀野川水系が羽鳥ダムの1カ所。平年値と比べて貯水率が最も低いのは高柴調整池(郡山市)が598%、次いで犬神ダム(白河市)が634%、羽鳥ダム(天栄村)が687%。同事務所の中野孝河川管理課長は同日、福島市で開かれた河川管理者や農業関係機関などでつくる阿武隈川上流渇水情報連絡会幹事会で「連休中に20~30ミリ程度のまとまった雨が降らなければ、昨年を上回る渇水状況になりかねない」と警戒感を口にした。

 県内では昨年12月から少雨、少雪の傾向が続いており、貯水率に反映された形。西郷村の真船雨量観測所で観測された昨年12月~今年3月の降水量は過去12年間で最低の60ミリ。特に県南地区で少雨となっている。

 県は「現時点で渇水状態とはいえない」としつつも、貯水率が低い一部のダムやため池を使う農業者に用水の掛け流しを控えるなどの対策を呼び掛けている。

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