「延命地蔵堂」に案内板 文化財後世に...福島の歴史愛好会

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案内板(写真中央)を設置した吉井田歴史愛好会の木村会長(右)と、木村会長の夫で副会長の好久さん

 地域の文化財を広く知ってもらおうと、吉井田歴史愛好会(木村悦子会長)は、福島市八木田字北ノ内の「延命地蔵堂」に、由来や建立年などを伝える案内板を設置した。

 同愛好会と「堂守」を務める本田モトさんらが設置した。案内板によると、延命地蔵堂は1784(天明4)年に建立された。その前年の天明3年、福島では夏でも寒い日が続き、浅間山の大噴火もあって凶作となり、餓死者や病死者が続出した。亡くなった人を供養し、苦境から生活を立て直そうと北ノ内の住民が浄財を寄進して地蔵堂を建てたとされる 。

 堂内には5体の仏像が安置され、天井には花や鳥、魚などを色鮮やかに描いた天井画がある。毎年8月24日の祭日にはこれらを見ることができる。この日は堂内で念仏を唱えながら数珠を回し、地域の安泰と無病息災を祈願する。

 同愛好会が地域に案内板を設置するのは5カ所目。木村会長は「地域の文化財を後世に残したい」と思いを語った。