ジャズやコーヒー、趣味生かし「喫茶店」 小高に若者集う場を

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26日にオープンしたKAON COFFEE=南相馬市小高区

 福島県南相馬市小高区小屋木に26日、ジャズ喫茶店「KAON COFFEE」(香音珈琲)が開店した。自宅敷地に新築した店を切り盛りするのは、店長の佐藤有さん(68)ととし子さん(66)夫婦。「老若男女いろんな人が集える場をつくり、小高に若い人を呼び込みたい」と愛する古里の復興へ、夫婦で再出発した。

 東日本大震災前、とし子さんは自宅で英会話教室を経営していたが、東京電力福島第1原発事故による避難で休業。2016(平成28)年7月、一部地域を除く小高区の避難指示解除に伴い帰還したが、若年層の帰還の足は鈍く、教室経営は困難と判断した。

 「ご近所さんも避難先で生活を再建し、寂しい思いをしていた」。夫婦で「どうすれば人が戻ってくるか」と考えた末、有さんの趣味がコーヒー作りと音楽鑑賞だったこともあり、喫茶店への転業を決めた。

 店は白と木目を基調とした落ち着いた雰囲気の内装にした。

 子連れ客にも対応できるよう、おむつの交換台も設けた。メニューは自家焙煎(ばいせん)豆を使ったブレンドコーヒー、手作りケーキなどのデザート、トーストとスープのセットなど。

 佐藤さん夫婦は「店内から見える自然豊かな小高の風景、心地よい音楽とコーヒー。日常を離れて静かな空間を楽しんでほしい。もちろん英語での接客もできます」と笑みを浮かべる。

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