平成に幕...「天皇陛下」4月30日退位 大震災後福島県6度来県

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 天皇陛下は30日限りで、陛下一代限りの退位を認める皇室典範特例法に基づき、皇位を退かれる。現憲法下で初めて即位した陛下は、皇后さまと共に憲法に規定された「国と国民統合の象徴」のあるべき姿を追求してきた。退位後は全ての公的な活動から身を引き、上皇となる。5月1日午前0時に皇太子さまが即位し、戦後生まれの初めての天皇が誕生する。30年余り続いた「平成」が終わり「令和」に改元される。

 天皇、皇后両陛下は未曽有の被害となった2011年の東日本大震災と東京電力福島第1原発事故以降、幾度も本県を訪問。被災者に寄り添い、そして励まし続けてこられた。

 震災以降の両陛下の本県訪問は6度に上った。被災者が暮らす避難所や応急仮設住宅、原発事故の風評被害に苦しむモモ農家など。避難所で膝をつき、被災者と同じ目線で語り掛けるその姿と、優しいまなざしは復興に歩む県民に大きな希望を与えた。

 在位中、最後の訪問は昨年6月、南相馬市原町区雫(しどけ)の海岸防災林整備地を会場に行われた第69回全国植樹祭。両陛下とともに、約8000人もの参加者が植樹したクロマツなどの苗木は、いまも少しずつ成長を続けている。