アンスリウム染め完成 川俣シルクとコラボ、新たな特産へ

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川俣産アンスリウムで染めたシルクを持つ(左から)斎藤会長、佐藤町長、鴫原組合長

 川俣町の絹織物文化を伝える同町のかわまたおりもの展示館は、同町産のアンスリウムで染めた川俣シルクを完成させた。東京電力福島第1原発事故後に栽培が始まった南米原産の花のアンスリウムと川俣シルクの組み合わせは、町の新産業と伝統の融合の一品。情熱的なワインレッド色に染まった「新・川俣シルク」に関係者は観光振興へ期待を寄せる。

 同展示館が町内で会見を開き、発表した。アンスリウムは2015(平成27)年、町や近畿大の支援を受けて試験的に栽培が始まった。土の代わりに古着をリサイクルした「ポリエステル媒地」を使っており、風評の影響を受けにくいとされる。

 町の特産品としてアンスリウムの認知度を高めようと、国内外に人気がある川俣シルクとの融合が決まった。生産者から商品にならない花や葉の提供を受け、昨年6月ごろから準備を進めてきた。

 「川俣シルクとのコラボは明るい兆しになる」。アンスリウムを生産する同媒地活用推進組合の鴫原秀雄組合長は、アンスリウムの知名度向上に期待を込める。会見には佐藤金正町長、県織物同業会の斎藤泰行会長も出席した。

 問い合わせは同展示館へ。