福島県民、両陛下に祝意 天皇陛下11度来県、温かい人柄に触れ

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第24回全国育樹祭に向かわれる天皇、皇后両陛下。左は鈴木社長=2000年9月

 天皇陛下は私的旅行も含めて計11度、本県を訪問されている。皇后さまとの結婚後は、両陛下そろって来県。東日本大震災後も3度にわたって本県を訪れ、被災者に励ましの言葉を掛けられた。温かさに触れた県民は「令和」の時代をつくる両陛下に期待を寄せる。

 2000年9月には、猪苗代町で開かれた第24回全国育樹祭に出席、ホテルリステル猪苗代にご宿泊された両陛下。鈴木裕久リステルグループ社長(59)は「仲むつまじく、ゆっくり歩かれ、宿泊客らにも常に笑顔で手を振っておられた。とても印象的だった」と振り返る。

 ホテルの窓からの眺めに天皇陛下は「素晴らしい景色ですね」と感動されたという。生年月日が6日違いであることや同じ宮内庁病院で生まれたことなどを明かしたという鈴木社長は「言葉数こそ少ないが、しっかりこちらの話を聞いてくださった」と感慨深げに語る。

 柔らかく丁寧な言葉と、周囲にさりげない気遣いを見せる両陛下に「日本人のあるべき姿」を感じたという鈴木社長。「陛下なりの新しい時代を築かれることと、明るく平和な令和を願っている」

 ペップキッズを称賛 菊池理事長「運営へ勇気頂く」

 両陛下は東日本大震災後の2013(平成25)年9月、郡山市の屋内遊び場「ペップキッズこおりやま」などを訪問。施設を案内した郡山ペップ子育てネットワーク理事長の菊池信太郎さん(48)は「この施設をつくるに至った思いを説明する機会をいただき『素晴らしいですね。子どもたちにとってこれが必要なのですね』という言葉をいただいた。『やってきたことは間違っていなかった』と勇気が湧いた」と感謝する。

 両陛下は子どもや保護者に積極的に声を掛けられ、大型のトランポリン遊具で親子らと一緒に跳びはねる一幕もあったという。「とても温かくて優しく、童心に戻ったような表情をされていて、ほほ笑ましかった」と菊池さん。「日本の未来を支えるのは子どもたち。その原点に返り、本当の意味で子どもたちに優しい国になってほしい」と新たな時代に願いを込めた。