喜多方市消防団に「民友旗」 豪雨災害で機敏対応、予防活動にも力

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「民友旗」の本年度受賞団体に決まった喜多方市消防団

 福島県内消防団の最高の栄誉とされる「民友旗」の本年度受賞団体が3日、喜多方市消防団(磯部英世団長)に決まった。同消防団の受賞は初めて。2011(平成23)年と13年の豪雨災害への対応や、戸別訪問による住宅用火災警報器の設置啓発など予防消防の取り組みが評価された。6月8日に白河市の白河文化交流館コミネスで開かれる第72回県消防大会で表彰される。

 市町村合併前の旧喜多方市消防団として1954年に発足。2006年に喜多方市、熱塩加納村、塩川町、山都町、高郷村の5市町村が合併して08年に現在の形となった。19分団に1340人が在籍している。

 11年7月の豪雨災害では高郷地区の3世帯、13人に発令された避難勧告を受け、延べ127人の団員が出動、住民の誘導や交通整備を担った。13年7月に熱塩加納地区の温泉街35世帯、約120人に避難指示が出された際には、避難者の誘導に当たったほか、土のうで住宅への浸水を防いだ。

 予防消防の取り組みとしては婦人消防隊と共に熱塩加納、高郷両地区の家庭を訪問。防火指導や住宅用火災警報器の設置を呼び掛けている。防火パレードで火災予防の意識高揚を図っており、定期的な夜警で放火防止にも貢献している。

 さらに団員の資質向上のため新入団員の教育訓練や夏山遭難救助訓練、総合防災訓練を実施。消防団幹部は消防学校に毎年入校して技術向上に励んでいる。今年3月に消防庁長官表彰竿頭綬を受賞、15年10月には県献血推進団体等表彰の銀色有功章を受けた。

 福島民友新聞社は1956年から、地域の安全を守る優良消防団を顕彰し、県民の防火意識の高揚を図るため民友旗を贈っている。

 ◆喜多方市消防団・磯部英世団長

 令和元年の節目の年に民友旗を初めて受賞できるのは大変な名誉であり、誇りだ。予防消防だけではなく、地域活動にも参加する消防団の役割は大きい。環境の変化に対応しながら住民の安全・安心のために活動していきたい。

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