「みんゆう県民大賞」決まる スポーツ賞は福島県男子駅伝チーム

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全国都道府県対抗男子駅伝競走大会で優勝した福島県チーム=1月

 県内で大きな功績を残した個人・団体を顕彰する第29回みんゆう県民大賞(福島民友新聞社主催)の受賞者が決まり、芸術文化賞に本県民俗芸能研究の第一人者、懸田(かけた)弘訓(ひろのり)さん(81)=二本松市=が輝いた。スポーツ賞に1月の第24回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会で初優勝した福島県チーム、ふるさと創生賞には日本の原風景が残る奥会津の魅力を世界に発信している写真家の星賢孝(けんこう)さん(70)=金山町=が選ばれた。

 表彰式は28日に福島市の福島民友新聞社で行われる。受賞者に正賞の盾と副賞50万円が贈られる。

 芸術文化賞の民俗芸能研究者懸田さんは、高校教諭時代から県内外で文化財や民俗芸能の調査を続けてきた。震災後は日本民俗芸能学会福島調査団長として存続の危機に直面した民俗芸能の保護に力を注いだ。県立博物館学芸課長、川口高校長などを歴任、NPO民俗芸能を継承するふくしまの会副理事長を務める。「福島の民謡とわらべ歌」など多数の著作がある。

 スポーツ賞の福島県チームは東北勢としても初めてとなる栄冠を手にし「駅伝王国・福島」の知名度を高め、復興へと歩む県民に感動を与えた。区間トップの記録でフィニッシュしたアンカー相沢晃選手(東洋大、学法石川高卒)ら学生のみのメンバーによる快挙。原発事故に伴う放射線の健康影響を巡る誤解が根強い中、本県の若者たちの健在ぶりを全国に示した。

 ふるさと創生賞の奥会津郷土写真家星さんは、奥会津やJR只見線の風景写真を会員制交流サイト(SNS)に投稿、美しい風景を世界に発信してきた。只見川の川霧を生かした「霧幻峡の渡し」の船頭を務めたり、中国から金山町に嫁いだ女性らとインバウンド(訪日外国人旅行)を推進するなど幅広く活動を展開、只見線沿線の外国人観光客の増加につなげた。